スリランカ

スリランカ鉄道旅行 内陸部編

 

管理人が一発屋にならないため(デビュー作もそれほど売れてはいないが)第二作目を2005年9月に発行。
本作品は初めて自社で出版業を営みながら制作するという実験要素の強い中での作業のため、あまり満足の行かない仕上がりでしたが、予想以上に売上が伸び、気分は複雑でした。タイトルとコンセプトの良さが光ったことのほかに、装丁カバー撮影に快く応じてくれたマラダーナ駅鉄道警備のA.U Warnasinghe氏の協力が大きかったと言えます。
発行当初はどこまで売上を伸ばせるか確認の意味をこめ、敢えて書店営業や取次を通さずネット通販、スリランカフェスティバル、書店への直接配本のみで勝負してみたものの、スリランカフェスティバルでの販売以外の結果は芳しくありませんでした。
翌年の『スリランカ鉄道旅行 沿岸部編』発行と同時期に書店取次の地方・小出版流通センターと契約を交わして書店流通を果たしたところ、平積みをされる快挙となりました。このときに書店取次の威力が絶大であることを思い知らされました。それはそうです。日本全国の書店に流通させ、料金の回収や返品対応もやってのけるわけですから。
書籍のコンテンツはスリランカ観光の内陸部を鉄道で周るコンセプトで、地元の人と触れ合いながら観光地を楽しむ旅行記です。後に発行されるガイドブック『Beyond the Holiday』の布石のような作品の位置付けでもありますが、地元社会に深入りしているためマニアックな記述が目立ちます。
本書発行から早くも10年が経ち、ゆっくりとは言えスリランカ鉄道事情も変化が見られるので、本書改訂版のための再取材を検討中です。新型車両、ジャフナやマンナール方面の旅行記も書き記したいところです。

 

ハリハリッ!! スリランカ

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