スリランカでビジネスチャレンジVol.1
管理人の第四作目、2007年12月に発行。忙しい年末ともあって書店取次さんに流通を面倒臭がられました(笑)。
これまでのものとは性質の全く違うコンテンツ、スリランカと日本の間で考えられるビジネスの考察をテーマに、妄想や無責任な思い付きを一冊の本にまとめ、しかも悪ノリの加わった問題作です。
元々は管理人が過去にインターネットラジオ"Focus on Lanka"で設定したコーナー“これならできる! これはチャンス!! これはダメだろう!? スリランカビジネスアイディア”で取り上げたビジネスネタが発端で、一部リスナーが真に受けて本気でビジネスに取り組んだらしいので喜んで良いのやら悪いのやら……。
管理人をよく知る友人曰く、本書が最も管理人らしさがあふれた文体とのこと。読者の感想は賛否両論で「とても面白かった」という意見もあれば「どうかと思う」という厳しい意見も。そもそも本書、自ら書き並べたビジネスアイディアに金・白・黒の招き猫が突っ込みを入れるという一人漫才形式のため、一歩間違うと人格を疑われる危険な作品でもありますが、結果的には中毒性のある仕上がりでコアなファンに支えられることに。管理人としては「こういった芸当もできる」とアピールしたかっただけなのですけどね。
カバーデザインはサリーの色の派手やかさと額のホットゥからタミル人女性になってしまい、在日スリランカ人の女性方から「何でシンハラ人にしなかったの?」と言われたので、バランスを取るために第2巻ではサロンをまとった信楽焼きの狸にしてシンハラ人男性テイストにしました。第3巻は鮭をくわえている木彫りの熊にムスリムハットを被せてみようかな? 招き猫、信楽焼きの狸、アイヌの木彫り熊、日本では土産物にもらって迷惑なベスト3ですね。
タイトルに「ビジネス」とうたってしまったためか、JETROの図書館に本書が納本されたことには驚かされました。