憧れの楽園 スリランカ
アールイーの受注書籍で2011年9月に発行。
管理人が所属する日本スリランカ友の会会員が寄稿した会報用原稿と書き下ろし集の二作目。本作品は会発足30周年記念イベントとして編纂。日本スリランカ友の会で活躍する役員・会員、元在スリランカ日本大使、紅茶輸入の第一人者など、大御所からも寄稿されていますが、本作は一部の寄稿者がスリランカフェスティバル開催寸前まで原稿を仕上げられらずギリギリの発行で焦ったこともあって、かなり危険なタイトロープ状態だったという裏事情がありました。本書でも管理人は一部書き下ろしを提供していますが、相変わらず大御所の影に埋もれて存在感は薄いです。
本書では帯に大使就任前のカランナーゴダ前大使が東日本大震災の炊き出し参加シーンが載せられ、各方面で話題となりました。
カバーデザインについてはスリランカ全土をイメージし、かつ飽きの来ないデザインを考案して仕上げました。タイトル名は管理人がベストセラーを狙ったつもりでしたが、どうやら狙い通りだったのか、発行後年月が経ってもいまだに書店さんから注文が入り、良書扱いされております。ただ、前作『みんなのスリランカ』が軽視されがちなのは何故なのか分かりません。コンテンツとしてはそれほど変わらないのですが……
今読み返してみると、本書はスリランカを理解するうえでの良い教科書みたいな役割も果たしているみたいで、2014年にロイヤルフーズのツアープロジェクトで孤児院支援プロジェクトリーダー及びスリランカ観光親善大使となられた元フォーリーブスの江木俊夫氏も本書で勉強をなさっておりました。このツアーは管理人がお世話をしたわけですが、その後、ロイヤルフーズも江木氏もスリランカに一切顔を出していないようですが……(苦笑)
※江木俊夫氏がリーダーシップのロイヤルフーズによるスリランカ国内孤児院継続支援の約束が初回以降不履行となり、これが原因で江木氏に授けられた観光親善大使の称号は剥奪されたとのことです。仕方ないですね。