新井惠壱

新井 惠壱 (Eichi Arai)

1971年生まれ、東京都出身
スリランカとは9歳の頃（1980年）からの縁で、父が経営する会社に勤めるスリランカ人P氏との交流が始まり。この時、既にP氏が我が家に持参したスリランカ式チキンカレーを口にしている。
1985年には家庭教師につくば万博に誘われ、そこで偶然スリランカ館に入りカレー弁当（ストリングホッパー入りのカレー）を食べ、ここでもスリランカとの縁があった。
父の会社で従業員として働くP氏にスリランカでの留学を奨められ、人生に彩りを添えられる自信が持てなかった日本国内の大学進学を捨ててスリランカへ渡航。寺院で僧侶からシンハラ語を習い、ブリティッシュカウンシルコロンボ校にてイギリス英語を学習。後にパーリブッディスト大学に入学。
滞在中、それまで外国人に影響を及ぼさなかった内戦が悪化し、1993年5月1日にR.プレマダーサ大統領が自爆テロで殺害される事態となる。その翌年、LTTEが無差別活動を宣言（実際に何度かそれにまつわるトバッチリがあった）。現地で迷惑がかかることと保身を考え、1994年日本に帰国を決断、パーリブッディスト大学をやむなく中退。
帰国後は生活費も尽きたが、現地で知り合った僧侶の友人たちと約束した日本国内での大学進学は諦めず、勤労学生をやりながら学士を修め、その後は南アジア異文化交流プログラムの研究テーマを掲げて修士まで進学するも、またも経済的理由に中退。学士と修士でそれぞれ中退し、学歴は複雑となり人には説明困難なことに。
人生で2度の中退を経験した後は開き直ることに慣れ、できる限りスリランカに関わり続けることを決意。
手始めに将来スリランカと何らかの関連業務を行うため有限会社アールイーを設立したものの、事情により父の業務を引き継ぐ結果となるが、引継ぎは1年で終了。その後しばらくの間は無目的企業となり、その間に自身の人生を整理するためスリランカで留学した経験を綴った著書を発行。
著書発行後、自社において出版社の運営可否を考え、紆余曲折の末に書店販売用書籍の出版業務へと移行。
スリランカに特化して執筆・編集を続け、現在のところ数少ないスリランカに特化した出版社として継続中。

［主な著書］ 　『ハリハリッ!! スリランカ』（彩図社）『スリランカ鉄道旅行』（アールイー）『スリランカでビジネスチャレンジ』（アールイー）『Beyond the Holiday スリランカ』（アールイー）『旅行・会話ナビ スリランカ シンハラ語』（アールイー）

［学歴］　スリランカ国立パーリブディスト大学・哲学科中退、明海大学・外国語学部英米語学科卒業
［職歴］　地方新聞社にて営業および編集、映像制作・企画会社にて映像編集および英文翻訳、テレマーケティング会社にて管理職、ツアー会社業務請負など
［特技］　英会話も得意だが、相手がシンハラ人だとシンハラ語会話で威力を発揮。シンハラ人相手に電話に出てシンハラ語を話すとシンハラ人と間違われる。現在タミル語も仕事柄学習中で読むことは可能。
［現職］　有限会社アールイー、代表取締役。スリランカツアー相談、スリランカでのビジネスコンサルタント、シンハラ語の教室を開催する。